技法・日本伝柔術・黒帯合気道/望月稔/講道館に嘉納師範が設置した古武道研究部員として日本古武道諸派の研究に精魂を打ち込んで来られた

商品説明
技法・日本伝柔術・黒帯合気道/望月稔/講道館に嘉納師範が設置した古武道研究部員として日本古武道諸派の研究に精魂を打ち込んで来られた

昭和43年 290P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

現在の柔道はスポーツ柔道として世界を風靡して居るが、其の大本山である 講道館が国際柔道連盟に於ける指導権を失いたるみ、現会長の英人パーマパー オリンピックを始めとする総ての国際試合に於ては観客を主体とした単なる 位のスポーツと化している。為に身体の大きな腕力の強い者が有利になり、元 武道であるべき本義が忘れられているのが現在の柔道である。従って我々はあれです。 範が創設せられたる講道館柔道の真意義を正しく普及するも、多数の高段者にとん 組織せられて居る全日本柔道高段者会に於いて、約十年に亘り毎年夏季に武道を ての「柔道」研修会を催して居る次第である。

御承知の如く嘉納師範は天神真揚流、起倒流等の柔術を学ばれ併わせて各流のみ を研究せられ、これに自己完成の為の智育を加えて、日本古来よりの柔術スタ を柔道と改められたのである。その修行の目的は色々の形により攻撃防御の諸原田 を会得すると共に、乱取り稽古によって体力を練りつつ何事にも屈しない精神力 養うにあった。乱取り稽古は、如何なる攻撃にも対応し得る駿足敏速の効果を期」 たもので、あくまで柔の原理に基づいたものであった。依ってその本体は自然体が原 則であり、柔軟な体さばきをもって相手の攻撃から身を護る、次の瞬間には攻撃に 転じる、攻防一如の体勢を崩さいことが乱取り修行の目的であった。今回、武道養 正館主望月稔氏が、かつて故嘉納師範より命ぜられて剣術、棒術を始め、大東 流合気柔術等の秘技研究のために講道館より各方面に派遣せられ、多年に亘っ ての研修によって極めた処を「日本伝柔術」の名に於いて出版される事となったが、 これは単なる形の羅列ではなくて実戦応用が主眼で、武術として最も有効な多くの技 の修得法である。氏はその多年の修行工夫の結果を我が高段者会が毎年行なう講習会 に講師として「武道としての柔道」の題下に毎年講義と指導とを続けて居られる。 この快著は広く柔道界に取っても有益であると心から喜びに堪えない。ここに広く 斯道各位に推奨する次第である。


探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ。巻末数ページ切り取り(ページそのものはあります。）。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。474503