商品説明下部にも写真がございます
大変貴重な南北朝～室町初期の総柾目短刀
大和五派で最も数の少ない保昌派の嫡流
総柾目、檜垣鑢、焼き詰め帽子などあらゆる特徴を具備
焼刃が所々に深くなり、地鉄に杢を交える新刀柾目出来とは一線を隔す古作の出来
保存刀剣鑑定書付き
短刀：「無銘（末保昌）」
※刀剣類は、法律に基づき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です※


【寸法】
登録証種別：短刀
銘文:「無銘」
登録証長さ:26.6㎝
登録証反り:0.1㎝
元幅:2.5cm
先幅:2.1cm
元重:約0.5cm
先重:約0.4cm

【刀身】
平造り、庵棟、身幅尋常、ほぼ無反り
鍛え、柾目肌よく積んで肌立ち、小さく杢目を交え、淡く地沸つく
刃紋、直に小湾れを交えて処々焼きが深くなり、刃縁総体にほつれ、小沸つき、足入る
帽子、直に入り、焼き詰め、掃きかける
中茎、やや区送りか、先切
ハバキ、銀一重

【説明】
保存刀剣に指定された、末保昌の柾目肌が見事な無銘の短刀です。
保昌派は、大和五派の一つとして刀剣史に輝かしい偉業を数えられている鎌倉時代の大和高市郡の鍛冶で、貞吉・貞興等の刀工がおり、数多くの指定文化財を輩出しております。
似通った作風が多い大和五派の中で、唯一際立って総柾目の刀を作刀した事で有名な一派ですが、五派の中で最も数が少なく、特に古作の刀は大変珍重されております。
本作は、鎌倉時代を下る南北朝～室町初期の代に該当する保昌派の刀と極められております。
末といっても鎌倉時代に確立した総柾目・檜垣鑢に焼き詰めた帽子などの特徴は前代のままで、本作にもその特徴的な地鉄や焼刃は見事に反映されております。
総柾目の無銘短刀は一般的に、保昌派を模索した新刀期の仙台国包一門の刀に極められるのが定石で、かなり時代の上がる保昌嫡流の末保昌に極められることは大変珍しく
大和五派がお好きで研究されている方にはまさに垂涎の逸品といえるでしょう。
室町以前の総柾目の刀や仮にも保昌の極めが付された保存刀剣鑑定書が付いた刀は大変貴重な逸品です。この機会にぜひお求めください。



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